#グッスマイラコン 企画の裏側《後編》
安藝会長 × 企画部 浜子

3.評価したいポイント

安藝

今回のコンテストでは、イラストをそのままスケールフィギュアにすることを目指しているため、「立体化したときにどれだけ見栄えがするか」は重要なポイントと考えています。ですので、一定の完成度を満たしている作品が選ばれることは間違いありません。

一方で、「HELLO! GOOD SMILE」シリーズのデザインを手がけるコヤマシゲトさんに続くような、独自のセンスが発揮されたイラストにも注目したいと思っています。その方のオリジナリティや独特の味わいが感じられる作品にも、個人的には非常に興味がありますね。
また応募テーマにうまく工夫を加え、「そうきたか！」と驚かされるような発想の作品に出会えることも期待しています。そうしたアイディアが大賞を取ることもあるでしょうし、大賞でなくともピックアップしたい作品になるかもしれません。表現の幅をみせる場のひとつとして、このコンテストで様々なチャレンジをしていただきたいです。

浜子

今回のイラストコンテストで私が特に重視したいポイントは、“キャラクターとして魅力的な1枚”であることです。たとえば「初音ミク 15th Anniversary」や「初音ミク×シナモロール」のように、そのイラストをきっかけに、さらに他の人の創作が広がっていくような作品に出会いたいと思っています。

浜子

今回のコンテストでも、そんなふうに「私もこのキャラクターを描きたい！」と思ってもらえるようなデザインやキャラクター性のピアプロキャラクターズが誕生したら嬉しいですね。選ばれた作品を見た人が、自身の創作意欲をかき立てられたり、新しい作品を生み出すきっかけになるような、そんなムーブメントがおきることが理想です。

さいごに

浜子

今回のイラストコンテストが、応募していただくみなさんにとって“価値ある経歴のひとつになること”を願っています。これをきっかけに、応募してれた方の次のお仕事につながったり…もしかするとこの中から次世代の「レーシングミク」イラストレーターが誕生するかもしれません。
各回のテーマはクリプトン・フューチャー・メディア様と一緒に、解釈や発想を膨らませやすいものを心がけて決めています。みなさんのご応募、お待ちしています！

安藝

今回のコンテストは、イラストレーターさん同士の交流の場としてもぜひ活用してもらえたらと思っています。たとえばそれがきっかけとなって、受賞者同士が新しいコラボ作品を生み出すこともあるかもしれません

これまで「フィギュア商品」や「レーシングミク」を通じて、僕たちはたくさんのイラストレーターさんと一緒にお仕事をしてきました。その中で、お互いに学び合い、一緒に貴重な経験を積ませていただいていると強く感じています。今回のコンテストが単なるコンテストとして終わるのではなく、イラスト界に新しい流れやチャンスを生み出す、次につながるきっかけになることを願っています。

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