作品名:BAR罪とネコ
エントリーネーム:昼飯 さま
ミャオは「素材ちゃん」を用いて改造し、脱衣。本来磁石で自立しますが、展示用に支柱を出しています。
ベースはCADとレーザーカッターで自作しました。
候補作の中からPLAMAXかつ「僕自身が一番喜べる作品を」と、こちらの作品を選ばせていただきました。
おめでとうございます!タイトルもいいですね。
ギルティプリンセスを使ってウィットの効いた小物も揃えられた素晴らしい作品です!
実はね、テーブルの上にあるこのチーズがね…効いたよ!
すごくいい!分かってる!多分この人は…飲んでるね(笑)。
【結果発表動画内コメントより抜粋】
作品名:第七世代型かにクレーン
エントリーネーム:にこらす刑事 さま
人工衛星風にしてみました。プラ板やジャンクパーツでデコレートし、それっぽく見えるように仕上げました。
主にポリパテ製の1/48スケールの宇宙飛行士を添えて、やや巨大感を出してみました。クレーン先端の望遠レンズなど、機能を想像しながら作るのは楽しかったです。
「この発想は無かったなー」と思わせる、アイデアに富んだ作品でした。
サーマルブランケットのシワ表現はじめ宇宙メカとしてのリアリティも随所に感じられ、見れば見るほど「なるほど、こういうメカが本当にあるかもな」と思わせてくれるような想像が膨らむ作り込み、そして本当に細かいところまで仕上げてある技術も含め、「ずっと見ていたい」と感じさせてくれます!
【結果発表動画内コメントより抜粋】
作品名:Rothmans MAEDA Racing
エントリーネーム:Titan-P さま
クレーンの世界一を決める「C1グランプリ」!!
今年も小型クレーン部門の優勝筆頭はロスマンズ マエダ レーシングだ。
まだまだレースクイーンには早いが、マスコットのアルベラとエフェルも頑張っている。という妄想で作ってみました。
今回、私が選ばせていただいたのはボークス秋葉原店様にてご参加頂いた、こちらの作品になります。
1/12相当のフィギュアプラモと、1/20となる重機プラモ。
キャラクター的にもスケール的にも、あまり組み合わせる事は無い2つのキットですが、意外なほどに違和感が無くまとまった作品です。
ロスマンズカラーに統一された配色は、ひと目でそれがレースチームであると伝わりますが、主役となりがちなレーシングカーの存在はありません。
しかしクレーン車としては超小型なMC174と、美少女プラモとしては異例に幼いアルベラ&エフェルを組み合わせる事で、彼&彼女らがこのチームのマスコット的な存在であると伝わり、そこから背景となるチームの空気感を想像させてくれます。
かにクレーンをクローラーからタイヤ装備に変え、サーキット運用の重機に寄せた現実味の一方、ドラム缶の不穏なマーキング等、細かな要素から様々な妄想の広がる楽しい作品として見せていただきました。おめでとうございます。
また、浅井選定の賞枠では無いのですが、個人的にもう一点気になった作品として、イエローサブマリン秋葉原店様にてご参加頂いた「第7世代型かにクレーン」にも触れておきたく思います。
一見して、かにクレーンと気づかないくらい自然に、現実味あるSFガジェットとして成立させつつ、よく見ると本体のかにクレーン自体は大掛かりな改造を施していません。
これは、どんな部品や質感を足せば、効果的に宇宙船的に見えるのかを、適切に選択されたゆえの事かと思います。
このセンスは、実物を拝見する事や、凝った撮影が無くとも伝わるものであり、プラモデルを素材として遊ぶ好例と感じました。
本コンテストについては、各都市の店頭に展示された作品を、スタッフさんが撮影された画像を使用して審査を行う、という、昨今では少し珍しい形式となっています。
そのため、製作者の方の意図が伝わりづらい構図となってしまう可能性があったり、仕上げの微妙な差などが判別しづらい、という点がありました。
そのため鑑賞方向に明確な画角を決められた作品は、モデラーさんの意図が伝わりきらない事があったと思いますし、細かな仕上げに力を入れられた作品も、その差異が伝わりづらい、という事もありました。
首都圏の行ける範囲の店舗に関しては、直接作品を拝見する事も出来ましたし、実際、応募帰還の途中で足も運んでみたのですが、そうなると関東以外の地域の方との差が生まれてしまい、公平とは言えなくなります。
昨今、SNS等に投稿される作品等では顕著ですが、模型作品は、意図した構図で撮影することで、魅力が何倍にも増す事があります。
撮影機材や撮影技術の進歩によって、作品にかかるブーストは、本当に目を見張ります。
一方で、画像によって伝わらなかったものが、実物を拝見するとずっと魅力的であった作品もありますし、実物展示においても、展示場所によっては目が行き届かない不運もあります。
写真審査か、実物審査かでも違いが出るのですから、今回のような形式のコンペとなると、作品の印象に関わる影響はより複雑なものになります。
これらの点から、自分は仕上がりの差や、作品の画としてのきまり具体よりも、この環境自体を統一ルールと捉え、その条件内においても伝わる面白さを意識して、作品を選ばせていただきました。
あくまで、前述のルールを仮定した浅井個人の判断として選ばせていただいたものであって、技術やセンスの上下をつけたものでは無い、という事をご理解いただければ幸いです。
ご参加、ありがとうございました。
作品名:ビッグフット寒冷地仕様
エントリーネーム:Suya さま
寒冷地での任務を遂行するビッグフットをイメージして作成しました。
シリコーンバリアを使ったチッピング、ウェザリングにこだわってみました。
CBアーマー王道の作りが見られて嬉しく思います。
鉄の冷たさが伝わるような寒さの表現力と進軍の意思が伝わりダブル鳥肌、是非今月(2021年11月)発売の防寒シールド仕様も並べてカルナック山脈を切り取ってみてください。
作品名:ワルキューレ TV ver.
エントリーネーム:すの さま
劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!!の公開を記念して作成しました。
キットはキャラクター原案のデザインだったので、TV版のデザインに改造しています。
台座は宇宙のステージをイメージしました。
新作映画も大ヒット公開中でタイミングバッチリ!ワルキューレが勢揃いしているのは感情を揺さぶられます。
5人並べてくれただけでも嬉しいのですが、丁寧な色分け、5色カラーの星で装飾されたステージなどワルキューレ愛が伝わってきます!
作品名:骨仮面のバルキング
エントリーネーム:のんべん さま
エキゾチックな骨仮面がお気に入りです。
バルキングどころかガイキングも知らなかったですがパッケージを見て惹かれました。
楽しく作れました。
色合いや見た目はほとんど変えていないのにも関わらず、模様の入れ方や素材のチョイスでここまで世界観が変わることに「なるほど!」と感じさせられる作品でした。
この塗装の方向性に至る発想が素晴らしいと思います。
同じテイストで3巨人の揃い踏みやガイキング・ザ・グレートも見てみたいですね。
作品名:ED-209
エントリーネーム:ROM.Models さま
モデロイドでED-209が発売と言うことでテンションMAXに!
今回で2機目ですが、1機目で、できなかったディテールアップにジオラマをおこないました。
モックアップを参考にディテールアップ(リベット追加、配線追加、足回りのシャフトをネジ山アリシャフトに交換)等、田中ヒロさんに感謝しかない!!。
見た瞬間にデトロイトの街並みが切り取られた様な写実感に引き込まれました。
本体のシャドウの絶妙な吹き具合にディテールアップが効果的に実機感をアップしています。
背景に関しても作りこまれた小物、グラフィティのセンスも完成度も抜群でした。
ROM.Models様がリカラーしたHAGANE WORKS ロボコップも見てみたくなりました。
作品名:lonsdaleite polita
エントリーネーム:SIEBEN(ジーベン) さま
ロンズデライトをウェザリング仕上げで作成しました。
数々の戦場を潜り抜けたベテランさんです!
生き残っていればダメージも大きいだろう…ということで派手目にサビを入れています。
フラグメンツたちはブリキのおもちゃのイメージが僕のなかで強いです。
足元にはお花を置いてみました。
退廃的な本体とのコントラストにも注目して頂ければと思います!
作品名の”polita”は「磨かれた」を意味します。
『chitocerium』での初コンペということもあって、企画チーム内で楽しく拝見させていただきました。
応募作品それぞれが愛情のこもった力作ぞろいということあり、選考は悩ましかったですが、ボディのサビつきやダメージ表現といった歴戦の勇士のイメージと鮮やかな花々とのコントラストが美しく、制作者が感じた『chitocerium』の世界観が表現されているということで、こちらを選ばせていただきました。
作品名:護る為の力
エントリーネーム:lillyshia(リリーシア) さま
アルベラが「護られる」側から「護る」側になったらどうなるか、をテーマに作成しました。
パーツは全て他のチトセリウムシリーズを使用し、金属塗装に力を入れました。
展示では両手に持たせていますが、背面の弓状のものにも装着できるようにし、余剰の出ない作りにしています。
周りのパーツ類すべてを他の『chitocerium』シリーズから使用、というのが素晴らしいです!
力を入れられた金属塗装も相まって、XCIX-albereも普段の可愛らしい印象から凛々しい姿にガラリと変わっていることも面白いと思い選考しました。
作品名:瞳の先に
エントリーネーム:モージ さま
アルベラとエフェルは全塗装し、目をドールアイ化してみました。
グラデーション塗装で透け感を表現したタイツ部分がポイントです。
台座は100均のフォトフレームをベースに自作しました。
2人に見つめられているような感覚を楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回もレベルの高い作品ばかりで、非常に悩ましい選考でした。
その中でもモージ様の作品は「塗装」「台座」「キットの改造」とあらゆる面がハイセンスかつ高クオリティで、当店の店舗スタッフが「これはスゴい……」とザワつくほどです。
作品の「総合的な完成度」の高さから“あみあみ賞”に選出いたしました。
作品名:六神合体ゴッドマーズOP
エントリーネーム:イイヅカキックボクシング教室 さま
MXの再放送を見て、明神タケルとOPテーマとEDテーマに勇気をもらいました。
OPを形にしました。
ゴッドマーズは合体状態の作品が多い中、合体前のOPシーンを再現したこの作品はとても印象的で存在感がありました。
演出のチョイスと完成させる手法がとてもよかったと思います。
作品名:イカルガ
エントリーネーム:Hazel さま
造形面で手を加えるところがなかったので、ひたすら丁寧に塗り分けることに集中できました。
キトンブルーパールをメインのブルーに使用し、フラットベースなめらかスムースで半艶に仕上げました。
全体の塗装、色の選び方、ブレードのグラデーション処理、艶の調整など全てが丁寧に処理されており非常に美しい仕上がり。
パール塗装の特性を生かし切ったセンスと技術が光る素晴らしい作品です。
作品名:俺たちが、地獄だ!!
エントリーネーム:リナコ・コマツ さま
水性塗料による筆塗りとドライブラシを用い、カラーリングも少し変えてワイルドかつ金属色にあふれる地獄の機体を目指しました。
ウイングクロス時の目の色を再現し、目力をマシマシに。
隻眼の右目が赤く光る様子は蛍光ピンクに塗り、所々にクリアオレンジを塗り足し、にごりのある蛍光色に。
赤いバイザー部分の欠けも再現。左目は爛々と輝くイメージで蛍光イエローに。
刺さっている台座のヒビなど、牙斬刀の金属感・重厚感を出すことにもこだわりました。
武骨な全体イメージ、「静」の中に確かに宿す「動」のイメージを浮かび上がらせるポーズ付けの巧さ、目の塗装への拘り、ドライブラシの熟練度、ウェザリング具合。
どこを取っても素晴らしく、非常に存在感のある作品でした。
さらには台座も秀逸!
見るたびに新しい発見のある本作品に魅せられました。
作品名:悠久の時
エントリーネーム:うっかりウルフ さま
初めてジオラマを作りました。初めてエントリーするのも、初めてプラモを作ったのもイングラムです。
細かいパーツをカットして、ディテールアップしました。草生やしすぎたかも、、、
朽ちたイングラムというアプローチがあえてパトレイバーらしくなく、世界観を広げるコンセプトだと思いました。
作品としての作り込みの素晴らしさはもちろんですが、劇中の90年代に廃棄されていたら2021年にはこんな感じになってるのかなと妄想できるのも楽しいです!