1/6 クライマリア・レヴィン特設サイト

PlayStation®4用ソフトウェア『戦場のヴァルキュリア４』より
「吹雪の魔女」ことクライマリア・レヴィンが1/6スケールフィギュアとなって登場です。
キャラクターデザイン本庄雷太氏の描く繊細かつ大胆なイラストを立体物として昇華。
吹雪の魔女らしい威厳と迫力をもったフィギュアとなりました。
全身の施された装飾品の緻密なディティール、質感表現にこだわった彩色にも注目です。
全高30cmをこえる大迫力のクライマリアを是非お手元に。

◇凛としながらもどこか脆さを感じる表情パーツ。
みるアングルにより、さまざな表情にかわるさまは、複雑な性格を持つのクライマリアそのもの。

◇クライマリアを象徴するラグナイトの杖は複雑難解な形状を完全再現。
本当に魔力を帯びたような圧倒的な威圧感を秘めている。中心部のクリスタルはクリア成形品で再現。

◇氷を模したオリジナルデザインの台座。
クリア成形品に繊細な彩色を施す事で、美しい仕上がりとなっている。

◇全身に施された繊細な装飾は上品なメタリック塗装で再現。特に美しく輝く腰の宝石は必見。

キャラクターデザイン：
本庄雷太

原型師様がシャイニングウィザード＠沢近さんとのことで、セブンスドラゴンのフィギュアシリーズで凄くファンだったので嬉しかったです。
イラストを軽く超越した素晴らしい造形力にもう大興奮です、クライマリアのボディラインの再現度も細かなディテールも、あとスキのない空間演出や緩急のある造形的外連味、立体映えする華やかなセンス、シャープな造形、どれをとっても最上級のフィギュアだと思います！見ていて惚れ惚れする美術館に展示したいぐらいの素晴らしい作品です！！

原型担当：
シャイニングウィザード＠沢近

いつか、雷太さんの仕事は来るだろう……長いことそう思っていましたが、ようやくその機会がやってきました。
雷太さんの描く四肢やディテールの表現は、元々持っている自分の引き出しから取り出すだけで良かったのですが、表面積の大部分を占めるコートやスカートの「画に描かれていないところ」を読み解くことが非常に難解でした。
実際に油粘土で等倍の試作品を作ってみたり、それをスキャンしてZbrushに読み込んで、なんかちがうんだよな……などと、様々な試行錯誤を繰り返しもしました。
今回最も壁にぶち当たったのは、今のZbrushの使い方ではおそらく自分の求める原型クオリティーには、到底達することができないということを「認める」ことでした。
そのため、一度覚えたZbrushのノウハウをすべて捨て、新しく覚え直す覚悟で取り組んだ
1年半でした。
しかし悩んだかいもあり、今回の原型は手作業で修正すること無くデジタルで完全完結させた仕事として初のものとなりました。パテをこねて手で作ったとしてもおそらくこうするよなぁ、と思える面表現にできたと思います。
自分の考え方・取り組み方を根幹から変えられた今回の原型は、今後の原型師人生においても、とても重要なターニングポイントになったかと思います。この機会を与えてもらえて本当に良かったです。
なにより版元であるSEGAさん、ならびに雷太さんの大きな懐に感謝です。ありがとうございました。

シャイニングウィザード＠沢近

小学生の頃 YMOとホビージャパンに出会い、以降クラブミュージックとガレージキットに傾倒する。

1997年原型製作を開始

1999年アマチュアディーラーとしてワンダーフェスティバル初参加

2008年株式会社マックスファクトリー所属原型師となる
代表作：初音ミクTYPE2020、サムライ（刀子）

彩色担当：
中野フィギュア教室（福井）

今回は普段は塗装しないような特大サイズだったので結構苦労しました。
特に髪の毛は30に近いパーツ数で構成されていて、少し塗っては組んで様子見て、またバラして塗って組んでの繰り返しで塗り上げました。
特に楽しかったのはダイナミックな造形のコートです。
布の力強く折れ曲がった表現がカッコよくてエアブラシで吹くたびに「おぉ～！」と唸ってしまいました。
この大きさで重量もあり組み上げも大変でしたが、完成した時は感動で疲れも吹き飛びました。